今日はノミ・ダニ予防のダニについてお話します。ダニといっても種類は豊富で、皮膚アレルギーにつながるのはコナヒョウヒダニ、耳道内に寄生するのはミミヒゼンダニ等色々いる中で、散歩中に噛まれて吸血するのはマダニ・チマダニです。

マダニ・チマダニは吸血し始めると吸血によってどんどん身体が大きくなるため、時間が経つと飼い主さんでもマダニに噛まれたと気づくことが可能です。しかし、噛まれたからといって絶対に無理に取らず動物病院に連れて行きましょう!理由としては、無理に取るとマダニの歯形が残り、アレルギーを発症する可能性や、咬傷部位から細菌感染が起こる可能性があります。また、近年マダニの感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が問題となっています。主な症状は発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)です。また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などが起きることもあります。→犬猫のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)|ノミダニフィラリア.com (n-d-f.com)

↓こちらのサイトのフロントラインはノミは24時間以内、ダニは48時間以内に駆虫します。被毛をかき分けて首筋にしっかりつけてあげましょう。

ノミと同じく、ダニもほぼ1年中生息していますので、駆虫してより良いペットライフを送りましょう!

次回はフィラリア症についてお話したいと思います。

獣医師歴8年。代診では副院長、院長を経験。現在はフリーランスとして独立。将来的には病院開業、その他も見据え働いている

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